前回の記事はこちら!「住まいの換気で、ウイルス対策を考えてみよう」
「窓を開けて、室内の空気を入れ換えましょう」とは換気の基本ですが、実際は寒い季節にどのくらいの時間、窓を開けていられるでしょうか?
住まいにとって、換気こそ必要かつ最重要と考える理由は「器の中の空気環境」が最も人体に影響するからです。
外気の寒さや暑さ、雨風から身を護るための器が「住まい」。
窓や壁で仕切られた器が「家」であり、その器内の空気環境に注目しましょう!
換気の専門家によれば、住まいの全室に24時間換気、しかも第一種熱交換型換気装置を推奨するといいます。
実際に設備導入した住まいの住人には、次のような健康上の好結果がもたらされました!
・毎年、冬に2回は風邪をひいて通院していたのに、以来それがなくなった。
・家族がインフルエンザに罹ったが、一室に留まらせることで家族に感染しなかった。
・結果として数十年にわたり、この状態が維持できている。
また、日常的に人が密集する場所へ出入りする家族の部屋には、排気口を備えましょう。
病気につながりやすい原因を排除し、下記の予防対策に大きな効果を上げています!
・風邪、インフルエンザ、コロナウィルス等の感染症
・対アレルギー物質(花粉・カビ粉塵・ダニ粉塵)
・対シックハウス症候群(化学物質)
・香害(次代の公害、香料)
・湿気 ...等々
このように現代の環境下で、住宅の換気は第一に考えるべき、特に重要な装置と言えるでしょう。ぜひ皆さんも換気の重要性を見直し、学んでみれば「換気で救われる病気」が避けられるのではないでしょうか?
以上、NPO法人すまいの環境研究所(※)の提言より、換気について引用いたしました。
皆様の今後の住まいづくりに参考となれば幸いです。
(※)NPO法人住まいの環境研究所:日本初の新しい木の使い方を提唱。資産外とされていた木々を資産化、地元雇用の拡大、地域活性化、移住者受け入れ、他あらゆる住環境の問題に取り組んでいる。