排水管が詰まったらどうする? 【悪臭対策篇】

前回は応急対策として、詰まったゴミを動かして取り除く作業と道具についてまとめましたね。
そもそも普段から小さな対策をしておけば、まず悪臭が発生するほど排水口を詰まらせることはありません。

まず酷い詰まりや悪臭の対策法を確認して、実際の予防チェックリストを作っておきましょう!後々、すっかり忘れた頃に流れを確認できて便利です。

排水口からの臭いが気になったら・・・

①排水口の下部パイプにトラップがついているか、確認!

通常、下水管からの悪臭を防ぐため、部分的に水が溜まるトラップがついています。
これには悪臭の他、ネズミやゴキブリなど害獣害虫の侵入を防ぐ目的があります。

②トラップの種類は?

S型トラップ:洗面台に多用される。配管がS字でなく、P字のP型トラップもあり。
椀型トラップ(キッチン用):排水バスケットの下部に椀型、そして排水管へつながる。
椀型トラップ(バス用):排水口の目皿があり、下部に椀型、さらに排水管がつながる。

③長期間、水道を使用していない?

しばらく水を使用せず、トラップ内の水が枯渇してしまっているのも臭いの原因。
このケースは水を流してトラップに水が溜まれば、臭いがなくなります。

④排水管の洗浄はしているか?

排水管の汚れは、いずれ確実に臭いの原因になります。
洗浄剤の種類は様々ありますが、劇薬扱いのものしか即効性がありません。
使用方法に十分注意をして、2~3ヶ月ごと定期的に排水口や管にパイプ洗浄剤を使いましょう!

⑤排水パイプをはずして、しっかりゴミを取り除くには?

前回記事の対策で詰まりが解消されなければ、かなりのゴミがU字トラップに溜まっていると考えられます。

水を受けるためのバケツなどを設置し、ウォーターポンプフライヤー等で排水パイプの継ぎ目ナットをゆるめ、はずしましょう。

プライヤーの挟む部分がパイプに傷をつけないよう、古布を当てて作業してください。
念のため継ぎ目に使われているパッキンは、必ず新品に交換します。

⑥屋外の排水マス・排水管は詰まっていないか?

住宅で汚水の逆流や悪臭が発生する主な原因は、屋外の排水マス・排水管が詰まっているから。
もし詰まっていることがわかったら、ゴミを取り除いて水を流してみましょう。
これでも詰まりが解消されなければ、放置厳禁! ぜひ専門業者に依頼を急いでください。

さて、前回から2回にわたって水回り対策をまとめました。

ここで実際に現状確認、自宅や職場の排水口を見に行ってみませんか?

もし、ゴミ・毛髪キャッチ用品を設置、キッチンゴミ受けを新調するなど、初歩的なことが整っていなかったら即対応‼

いつでも快適生活を維持しましょう!

皆様からの「こんな時はどうしたらいいの?」「私はこんな解決の仕方をしました!」などのお話は引き続き大歓迎‼ どんどんお寄せください(*^▽^*)!!

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